海で・・ 938
「一馬は彼女とか、今はいるのか?」
「ん、まあね」
「その子のことは、大切にしてやれよ。一番誘惑の多い年頃だと思うけどな」
「わかってるよ」
案外、父さんは経験が少ないようにも感じた。
父さんが先に風呂から出て、一人湯船に浸かる。
僕のことを好きだと思ってくれる、みんなの顔が浮かんでくる。
それと同時に、皆とヤッたいろんなプレーが頭の中に蘇ってくるよね…
皆それぞれだったけど…皆それぞれに最高に気持ちよかったのは確かだよね…
そんなことを思い出していると、自ずと頭をもたげてくるのも仕方ないよな;…
湯船の中の僕のモノはすっかりと皮を破り…それを要求するかのように僕を見ていた;…
…妄想だけでここまでになってしまうのも困ったものだ。
父さんも上がったことだし人の目のないところでこっそり処理してしまおう…
ゆっくりと立ち上がり軽く1人で…
あかりさんと事故のような形でヤッちゃったこともあるし、真帆や茜とも愛しあったことがあるバスルームだけど、1人でってのもなんとも言えない感じだ…
ボディーソープを塗り込み、ぬるぬるになったソレを右手で扱く…
やっぱりベッドの上でヤルのとはまた違って、刺激的だよね…
僕は鏡に写り込んだ自分の全身を見ながら、左手を乳首に持っていく…
いつの間にかに開発されてしまった僕の乳首は、少し弄っただけで、女のソレみたいに硬く勃ち上がってきた…
…あっという間だった
あんまり長風呂するとあかりさんに心配されそうなので処理を済ませたらさっさと風呂を出る。
慣れないことはするもんじゃないかな。
その夜はいつもよりもぐっすり眠れた。
ミキさんに続いて、真帆とも満足できたことから、僕の中でひとつのわだかまりが消えたと思うと、少しすっきりした。
…これからは身体のことも考えながら適度に…しないといけないかな。
翌朝、朝食を済ませ学校に向かう。
その途中、よく見知った顔を見つけたが、声をかけようと思ったところで足が止まる。
「茜?」
知らない男に言い寄られて、困っているような茜の姿があった。