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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 934

あのときみたいに、絶頂を迎えても真帆の中には解き放たれることはなかった。
僕は真帆の身体の上で膝立ちになって、自分自身を扱きながらその塊を真帆の身体全体に落としていく。
ぐったりした真帆はしばらく目覚めることはなかった。
そんな愛しの彼女を白濁まみれにできたのは、男だけの優越感だろうか?

「真帆…愛してる」
耳元で囁いてみる…その言葉は届くのかな?

優しくキスを落としても、真帆からの反応は無かった。
まあこんなに汚してしまったことが分かると、真帆は絶対に怒るだろうから、よかったといえばよかったのかもしれないよね;…
僕は慌てて真帆の全身に飛び散ったその液を、ティッシュで拭き取る…

「うぅ〜ん…」
ちょうど作業が終わったところで、真帆がお目覚めだ…

「すごかったよ…こんなにイッちゃったのはじめてかも…」
ベッドの上で気だるそうに両手両足を投げ出す真帆。
全裸でそんなだらしなく横たわる姿を見るとまた興奮するかも…

僕はその言葉を聞きながら制服を着直していた。
「僕も、久しぶりに真帆とできてよかった」
「わがままばかり言っちゃってごめん。私ももっと広い心でいられるようにがんばる」

真帆の言葉は嬉しい…
だけどミキさんみたいに全く焼きもちも妬かないのも、なんだか拍子抜けしてしまうよね…

「ありがとう…だけど真帆は今のままでいいよ…真帆に焼きもち妬かれるのも、なんだか嬉しいからさ…」
勝手なことを言っているのは分かっていた。
困った顔をする真帆の額に“チュッ”とキスしてごまかす;…

「もう…一馬くんはそう言って誤魔化すのが得意なんだから」
「そうかな?」
「でも、そういうところも含めて、一馬くんの全部が、私は好き」
「僕もだよ」

2戦目に突入するということはなく、ただ、愛してるという意味だけで、僕と真帆はベッドで抱き合って、お互いを確かめ合った。

外が夕闇に包まれるのを見て僕は家を出た。
真帆の家を出てちょっとした後に、紀美子さんが帰ってきたようだった。

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