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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 927

「真帆もいろいろ大変だよな…」
そう言いながら自分のことを思う…
僕だってあかりさんのお腹の子供のことを思うと、真帆以上に気苦労が絶えないもんな…

「私は大丈夫だよ…こうやって愛する人と手を握り合えるだけで…幸せだもん。」

「真帆…」
つないだ手を握り返す。
「一馬くんと一緒に帰れなくて、最近ちょっと寂しかったんだ…」
真帆が小声で呟いた。
「だから、今、すっごく幸せなの…」

今すぐここでその身体を抱きしめたい思いが湧くが、それは真帆の家に着くまで我慢しなければ…と僕は自分に言い聞かせる…

「一馬くんは私としなかった間…いろんな女の子と寝たぁんでしょ?…」
うっ;…
「そ、そんなこと無いさあー;…」
こういうしか無いよな;…
真帆はミキさんとは違って、焼きもちやきのところがあるもんね;…

「嘘……一馬くんはやっぱり嘘つくの下手だよ…」
「ご、ごめん…」
真帆にも指摘されて思わず謝ってしまう。

「責めてるんじゃないの…一馬くんにはお姉ちゃんもいるし、私だけが独り占めしてるわけじゃないのに…」
「真帆…」
「私、おかしいのかな…」

以前、成美から同じようなことを言われた気がした。
真帆は、他の女の人に嫉妬してるのか、それとも、敵わないと白旗をあげてるのか…

まあこれが普通の女の子の反応なんだとは思う…
僕だって真帆が僕以外男と寝たとしてら、そう寛大ではいられないだろうからな…

「真帆はおかしくなんか無いさ…きっと誰だって嫉妬はするんだと思うよ…」
「でもお姉ちゃんは、一馬くんがいろんな人と経験するのはいいことだって言うは…」
確かに…
ありがたいことにミキさんは、前からそう言ってくれるよな…

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