海で・・ 923
くっ!…
その締め付けを少しでも緩和しようと、僕は円を描くように腰を動かす…
「ああぁっ…凄いはぁ凄い!…当たる…当たる…一馬くんのが奥まで当たるはぁあ…」
そう言って尚更に僕を締め付けてくる潤さん…
「じゅ、潤さん…;…そ、そんなにされると;……
「だって、すごく気持ちいいのが奥にきてる…ああ、ダメ、もっと、一馬くん…っ!!」
切ない声を上げながら潤さんはひたすらに僕を求め続ける。
「潤さん、潤さんっ!」
僕も必死になって自身を打ち込んでいく。
パンパンとした打ち付ける…、凡そこの場所に似合わない音が指導室に響き渡る…
かつてこの場所で、こんな音を奏でたヤツがいるのかな?…なんて考えてしまう;…
まあこの学校のことだから、そういう場所に使われたことの無い場所なんて…どこにも無いのかもしれないけど;…
そう思うと潤さんも…もしかして他のヤツともこんなことをしているのかな?…なんて思ってしまう…
「ああっ、ああ、いい…一馬くん…」
「潤さん、もう、行きます…イク…」
「いいよ、イって、お願い、一緒に…!!」
「潤さんっ!!」
お互い、その瞬間、限界を超えた。
「ああっ!ああっ、あああぁ〜っ!!!」
潤さんがひときわ大きな声を上げ、僕もそれと同時に熱いものを中へと送り込んだ。
一通りの射精を終えると、僕は“はぁはぁ…と”熱い息を吐きながら潤さんの身体の上に崩れ落ちる…
そんな汗をかいた僕の頭を、潤さんは優しく撫でてくれる…
「よかったはぁ…こんな気持ちいいの久しぶりよ…」
お世辞でも…終わった後のこの一言は、男にとっては嬉しいもんだよね。
「僕もです…潤さんの身体…凄く気持ちよかったです…」
僕はそう言いながら、潤さんの唇にキスをした。