海で・・ 919
僕のそんな動きが分かったんだろう…
潤さんは背に手を回し、ブラジャーのホックを外す…
ゴクッ…
僕の喉仏は自然に上下に動いた。
瞬きするのも惜しまれ、僕はこの瞬間を見逃すものかと、目をめいいっぱいに見開く…
外されたブラジャーが、はらりと床に落ちる。
目の前には何も身につけていない潤さんの姿。
…素晴らしいものを目の前にしたとき、言葉を失ってしまうのはなぜだろう。
僕は何も言えず、ただそこに視線を一点に注いでいた。
「やっぱり、男の子は好きだよね…」
順さんははにかんで言った。
「えっ、いや、は、はい…」
「ふふっ、一馬くんは特別…」
僕のソコから立ち上がり、豊か過ぎる乳房を僕の顔の前に持ってくる潤さん…
子供を産んでいるだけにやはり乳輪は大きい…
それでも乳首の色は、淡い肌色をしていた。
僕はそれをするのが当然の如く顔を近づけ、頬擦りする…
「ふふっ、いい子ね…」
潤さんも、幼い子供をあやすように僕の頭を撫でる。
心地よい気分だ。いつまでもこうしていたいくらいに。
「一馬くんがしたいように、私の、好きにしていいよ」
潤さんが耳元で囁く。
僕は吸い寄せられるように、その突起に舌を這わせる。
子供がするみたいに、その乳首をチュパチュパと吸い上げる…
こんな風にしていると、厭らしい感情とはまた別に、なんだか安心した気分にもなる…
僕も子供の頃には、こんな風にして母さんのオッパイを吸っていたんだろうな…
そんなことを考えると、堪らなく潤さんに甘えたくなる…
心のどこかで僕は、潤さんに母性を感じていたのかもしれないな…