海で・・ 89
2人とも愛したい。
しかし、今はミキさんと真帆、どちらを…
「真帆ちゃん、先にいいよ」
ミキさんが言う。
「はい…」
衣服を脱ぎ捨て、四つん這いになる真帆。
そんな姿を見て、一馬の中に“ふ”とコンドームの四角い小箱が思い浮かぶ…
今日の日の為にと用意しておいたそれは、マットレスの下に隠してある筈だった。
(着けなきゃ…)
そう頭では思っていながらに、一馬の分身は遠心力を活かした高性能な掃除機に吸引されるかのように、真帆のブラックホールに吸い込まれていった。
「真帆…」
「いいよ、そのまま来て」
その言葉を信じた。
僕は自分の分身を、真帆の中に一気に導いた。
滑りを帯びた襞の中には、すんなりと入り込んだ。
腰を突き出しただけで、一馬の総べてが埋没し、陰毛が真帆の尻朶に擦れた。
(き、気持ちいい・・)
一馬はその何とも言えぬ快感に酔いしれた。
ただ入れているだけなのに真帆の膣内の襞は波打ち、一馬の竿を柔んわりと・・そして時折り、握り込むように強く収縮してくるのだ。
「あ、ああああっ!」
それは真帆も同じだった。
何の抵抗もなく膣内に入った一馬のモノは一気に真帆の奥深くまで届き、快感が彼女を一気に襲う。