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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 874

植田先輩のことに続きあかりさんのこと…
園田さんにしてみたら、藤堂先生という存在が地の果てに落ちたって可笑しくはない筈だよな…

「ちょっと鈴木くんに聞いていいかな?…」
「ん?…何?…」
今の園田さんの役に立つなら、何でも答えてあげたいよな…

「鈴木くんもいろんな人と関係持つって聞いたけど…男の人って…皆そうなの?…」
うっ;…そ、それは;…

「それは人それぞれ…誰かひとり一筋の人もいるし、一馬くんを例に出すのもアレだけど、たくさんの人と…っていう人もいる」
困っていた僕に助け船を出してくれたのはミキさんだ。

「そうですか…」
園田さんは小さくそう言って頷く。わかってもらえたのだろうか。

「一馬とあの人はちょっと違うような…一馬は誰にでも優しいから…」
隣で成美もそう言う。

褒められてはいないよね?…
それを言ったら成美も同じだと思いますけどね;

「そんなに鈴木くんは優しいんですか?…」
うっ;…
そんなこと本人に聞かれても、“はい、僕は皆に優しいです”なんて言えないよ;…

「まあまあ、美月ちゃんもそんなに責めない」
「そんなつもりはないですけど…」
成美が園田さんをたしなめる。

「一馬は相手の気持ちを考えて、その気持ちにそったことをしてくれて、誰にでもそれができるから優しいのさ」
「そうですか…」

別に自分では意識してやっている訳じゃないんだけど、成美からそう言って貰えると、嬉しいよな…

「“そったことをしてくれる”って…やっぱりそういうことなんですよね?…」
げぇ;…
そういうことって…、園田さんの考えている“そういうこと”って…やっぱりそういうそういうことですかね?…

「ふふっ…それはどうかしらねぇ〜…」

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