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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 872

「ああよかったぁ〜、慣れないことしたから疲れちゃったはぁよ〜」
声色はいつもの成美に戻っていた。

「…立派でしたよ。面と向かってなかなか言えるもんじゃないですよ…」

「偉そうなこと言っちゃったけど、私しもいろんな人と寝ちゃうから、藤堂先生の気持ちも分からない訳では無いのよね…」
それは僕も同感です;…

藤堂先生は成美の話の後、トイレに行くと言って部屋を出ていた。

「…一馬は、大丈夫?」
「僕?…まあ、あかりさんの話にはビックリしたし、もちろんショックなことはあるけど…」
「一馬の新しいお母さんみたいな存在でしょ、一緒に暮らすんだから、しっかり支えてほしいなって」
「確かに、そうですね…」

あかりさんはどう思っているんだろう?…
まさか藤堂先生の子だと分かっていて、父さんを騙しているなんてことは無いと思うけど…

「でもあの藤堂先生が我を忘れてそういうことをしちゃったなんて、一馬くんの新しいお母さんってさぞかし魅力的なんでしょうね…」

「う、うん…確かにあかりさんは見た目だけじゃなく、性格もめちゃくちゃいいですけど…」

正直、父さんにはできすぎた女性だとすら思える。
料理も家事も、てきぱきと何でもこなすし、僕のことも親身になって話を聞いてくれるし気にかけてもくれる。
若すぎて年齢差があまりないだけで、本当の母親のような存在だ。

「…戻ったら、一度その、あかりさんとお話をしてみたいわね」
ミキさんが腕組みして言う。
「是非、そうしてください」

多分ミキさんとあかりさんは気が合うと思う…
あかりさんの持っている素敵なところって、ミキさんにも通づるところは多いからね…

「よろしかったら、お食事の支度が整いましたけど…」
先程の由紀さんが戻ってきてくれた
 
うぁもうそんな時間になっていたんですね…

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