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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 862

地下鉄に載って三つ目の駅…
まだまだビルが乱立する街中に、藤堂先生は暮らしている街はあった。
なんだか勝手に田舎を想像していた僕は、なんだか面食らってしまう;

「ぜんぜん東京と変わらないんだね…」
「そうね…私たちの学校がある街より活気があるは…」

家族や親戚が遠方に住んでないし、母さんの体調を考慮してかあまり家族で旅行することもなかった。
それだけに今回のことはすごく楽しみにしていたけど、予想以上に感じるものが多い気がした。

ミキさんはスマホの地図アプリを開いて藤堂先生の実家の場所を調べる。
「この辺ですか?」
「そうね。もうすぐで着くよ」
「マンションですかね?」
「いいえ、普通の一軒家みたいね」

こんな繁華街の中に一軒家…?
なんかのお店でもやっているんだろうか?

「もしかして…ここかしら?…」
 
えっ?…ここ?…

「うぁ!…藤堂先生の家ってこんな金持ちだったんだぁ!〜」
何処までも続く日本塀を見て、成美の声が色めきだった。

グルル…ウ〜…ワンワンワンワン!!!!!!

「!?」
成美や園田さんが色めき立った瞬間、塀の向こうから大型犬と思われる咆哮が…
…ちょっとおっかないな。男の僕でも入るのをためらってしまう。

「これ、中に入れるのかしら」
「藤堂先生を呼び出してみます?」
悩むミキさんに園田さんが言う。

「そうね…軽々しく入れてはくれなそうだはね…」
物々しい程の門構えの前には、黒づくめのスーツを着た男が立っている;…
もしかして藤堂先生の家って…そういう家なのだろうか?

「ちょっと怖いはぁ…あの人私たちのこと睨んでない?…」
「やだぁ睨んでんじゃなくて、私のこと見てるのよぉ〜!」
成美さん;…

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