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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 861

ああ、やっぱり大学生なんだ。
背も高いし爽やかそうな人だ。
さぞかし女の人にはもてるんだろう。

春日さんに軽く会釈する。
向こうも笑顔で同じようにしてくれた。感じのいい人だ。

その後も2人は春日さんと楽しい話をしていた。
そして新幹線はあっという間に名古屋に着く。

てっきりこの先まで行くのかと思っていた春日さんも名古屋で下りる。
座っている時には分からなかったけど、身長もかなり高い…

成美とこうして立っていると、2人はまるで新婚旅行から帰ってきたばかりの新婚さんみたいだ;…

「ご実家がこちらに?…」
ミキさんが聞く…さしずめミキさんは小姑と言ったところか?…

「ええ、まあ」
春日さんは爽やかな微笑みを浮かべて言う。
これで勉強もスポーツも完璧にできる人だったらとてもじゃないけどかなわない。

僕らはこの後地下鉄に乗り換えて数駅。
春日さんともここでお別れだろうか、成美は連絡先を聞こうとしている。

そんな成美の動向を見抜いたんだろう…
春日さんは自分から携帯を取りだし、僕にまでメアドを教えてくれる。

「今は兄貴と妹しかこっちには住んでいないんですが、高校までここで暮らしていたんで、よかったら連絡下さい。」
案内でもしてくれるつもりなのか?…
僕らは別に、観光に来た訳じゃないんですがね;

「そんなにこっちにはいるつもりはないですけど」
「僕も東京に戻ってきたら…いつでも連絡いいですよ」
「ありがとうございます!」

成美、いい笑顔だ。
大賀先輩がこれを知ったらと思うとちょっと複雑だけどね。
その前に、成美は徹とも関係が会ったし…

「さ、私たちはこっちね」
ミキさんが僕らを先導する。

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