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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 859

その言葉に成美は気まずそうな顔をしながら、なんとか笑顔を作って見せる。
成美からしたらコレが私の普段着です、ってことなのだろうけど。
僕はともかく、園田さんですらぽかんと口を開けてその姿を見ているのだから異様なんだろう、多分。

「全員揃ったことだし、行きましょうか」
ミキさんが構わず場を仕切る。

指定された座席は、園田さんとミキさんと僕とが3人横並び席で、成美だけ通路を挟んだ向こう側の席になっていた。

「あっ替わりますよ…」
やっぱ成美1人だけ、向こうの席に座らせるのは可哀想過ぎるからね…

「ありがとう一馬くんぅ…それじゃ遠慮な…、、あっ、やっぱりいいはぁ…」
僕の申し出を途中まで受けておきながら突然断る成美…

ん?……そういうことか;
成美が座る2人並びの奥には、大学生風のイケメンが座っていた;

…まあ成美らしいよね、そこも。
ミキさんはちょっと呆れた感じだけど。

一方でこちらは僕が窓際に座り、ミキさんが真ん中、園田さんが通路側。
成美は園田さんと楽しく会話していた。

外の景色に視線を移す。
これからどんな話が聞けるのか、説得は成功するのか…

ぅえ?…;
そんな不安と期待を抱く僕の内腿に、ミキさんはそっと触手を伸ばしてくる…

や、止めて下さいミキさん;…隣に園田さんがいるじゃないですか;‥
幸い園田さんは通路向こうの成美の方に向いているお陰で、僕らには気づいてはいなかった。

それをいいことにミキさんは、素知らぬ顔で増々大胆になってくる…

一瞬視線を合わそうとすると、微笑んでいるミキさんの顔。
しかし今はそれが妖しく、僕を弄ぼうとしているように見えてしまう…

太腿を触る手の動きは止まらない。
むしろその手が届いてはいけない部分にまで来てしまうのではないか…ドキドキし過ぎて変な汗が出てきそうだ。

「ミキさん…」
「一馬くん…」

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