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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 858

「私があの男を迎えに?…そんなこと出来る訳ない…」
「何も成美ちゃんに迎えに行けとは言っていないは…ただ真実をちゃんと藤堂先生に確かめてみるべきよ…」
 
「分かったは…中原先生がそこまで言うならご一緒させて貰うは…でも到底真実があるなんて思えないけど…」

あっ;成美も一緒に名古屋まで行くんですかぁ…それは思ってもいませんでしたよ;…

予想外だけど、成美には瑠璃子さんと藤堂先生との関係について誤解を解きたい気持ちはあるから、良いことだと思う。

「一馬も一緒に行くんだね」
「はい」
「よろしくね」
…そんな可愛らしく見つめられたら…でも、成美に笑顔が戻ってホッとした。

そんなこんなであっという間に名古屋に行く日がやって来た。
結局工藤さんは都合がつかず、それだったら…と翔も来るのをやめてしまった。

新幹線の待ち合わせ場所にミキさんと園田さんが既に僕が来るのを待っていた。
「あれっ…成美は?」
ミキさんの前だというのに、僕はいつもの癖で敬称無しで呼んでしまう;

「先輩はまだみたいですね」
園田さんが言う。
可愛らしい私服姿だ。

「一馬くん、成美ちゃんとは仲良しなのね?」
「まあ…お世話にはなっているというか…」
「あの子は誰とでも普通に付き合えるからね。一馬くんが呼び捨てにするのは珍しいかな」
「そうですかね…」

…などと言っているうちに
「あの、お待たせしました…」
成美がやってきた。

その艶やかな服装は、まるでこれからハワイにでも行くのかと思ってしまう;
それにとても高校生には見えないですから;

「相変わらず成美ちゃんは派手好きね。」
嫌味にも聞こえるその言葉を、サラッというミキさんは返って気持ちがいい…

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