海で・・ 86
「…言ったでしょ?一馬くん」
今度はミキさんが言う。
「お風呂での続き、しましょ♪」
ミキさんが艶っぽく微笑んだ。
「さっきのだけじゃ、物足りないよ」
ミキさんが僕の股間を手で摩る。
「(う…)」
そんなことされたら、もう…
後ろにいる真帆も、物欲しそうな視線を送る。
ミキさんの手触りは僕の分身を興奮させるには十分すぎた。
分身はズボンの上からでもはっきりわかるくらいテントを張っていた。
「ふふっ、すごいね…」
ミキさんが微笑む。
ミキさんは僕に構うことなくズボンのファスナーを下げる。
「すごいね、一馬くんの」
露になった僕の分身…
準備万端とばかりに、ビンビンに勃起していた。
…これでは、昔の広隆さんを責めるのに説得力が全く無くなる。
やはり、男はこうなのか…
「私がしてあげるね」
ミキさんはそう言うと、僕の分身を咥え始める。
「あっ…」
声を上げたのは真帆だった。
物欲しそうな視線は相変わらず、食い入るように僕とミキさんを見つめる。
…まあ、風呂でしてくれたのは君のほうなんだから少しくらい待ちなさいよ、と言いたい気持ちがするけど、真帆のほうはそうじゃないだろうなぁと思いながら、僕はミキさんの舌技に酔うことにした。