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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 845

「スポーツ推薦って、他にもいるんですか?」
僕もミキさんに聞いてみる。
「いるにはいるけど、狭き門よ。部活動の強化の為に数年前から導入されたと私も聞いたの」
「確か、男子水泳部にも何人かいたはず…」
松永先輩が言う。

「水泳部か…それなのにあんなことになって、その生徒は片身が狭いだろうな…」

「だから尚更に小野寺徹くんに期待が掛かっているんだはね…、彼も凄いプレッシャーだろうけど…」
確かに、僕だったら逃げ出したくなっちゃうよな…

「それで成美に救いを求めたってことかしらね…」
うん…唯が突き放したって言ってたからね…

小野寺徹が唯と付き合う…というのは校長である唯の母親にいい印象を抱かせておくという作戦、って言う意味もあるのだろうか?
だとしたら特待生も大変だな。

「成美に助けを求めるって…」
「成美ちゃんはシンクロ部の次期リーダーにしようと考えてるけど…それでも何になるのかな…」
ミキさんは難しい顔をする。

そんな話をしてる間に女子更衣室の前まで来ていた。

「それじゃあ私は着替えてくるね。鈴木くんは見学?…」
「あっ、まあそんなとこです;…」
前みたいに参加するってことはありませんよ;…絶対に;

先輩が更衣室に入って行き、またミキさんと2人になる。
「そういえば名古屋に行くのって、私と一馬くん…2人なの?…」

ミキさんがそう尋ねる。
「うーん…」
そういえば、あの後翔ともこの話は全然していなかった。
工藤さんにしても、無理に一緒に、というのは言えないしね。

「まあ、2人なら2人でもいいんだけど…」
ミキさんは口元を緩める。

「あの…もし良かったら、私…」
「?」
後ろを振り返ると、園田さんが立っていた。

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