海で・・ 842
「参っちゃいますよね;…なんか;」
「刺激されちゃう?…」
「ま、まさか声だけでどーのこーのってことは無いですってぇ〜!…」
僕は思わず必死に反論していた…
「クスッ…無気になるところがなんだか怪しい…」
意味深な笑顔を向けるミキさん。
その顔は一教師ではなくもう僕の恋人という感じである。
学校内でこんな風になるのって、なんだか特別な気がして嬉しいというか、なんと言うか。
「ああっ…あぁん…」
成美が漏らす声は止まらない。
愛撫されている相手が誰なのかも気になるが、その声で股間はもちろん刺激されている。
「いつまでもここにいると怪しまれちゃうんじゃないかな」
「そ、そうですね;…」
これ以上ここにいると、益々興奮しちゃいそうだしな;…
「気になるの…?」
「えっ?…ま、まさか…そんな…」
成美の相手は気にはなるけど、だからといって別に誰でも構わないんだけど…
「ああっ、あっ…そんなぁ、ああん!!」
成美の喘ぎ声はさらに切なさを増す。
時々、はっきりと水音のようなものも聞こえてくる。
「先生、それに一馬くんも」
「…?」
その声にビクッとしてしまう。
振り向くと松永先輩がやってきていた。
なんだか自分が悪いことをしていたみたいに身を固くしてしまう;…
「ふふっ…鈴木くん、何赤くなってんの?…」
松永先輩は僕の肩に手を置き、からかうように肩を揉んできた。
「あ、赤くなんてなっていませんよぉ!…」
僕はその手から逃れようと、必死で身をくねらせた。