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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 839

その後、お昼をはさんで午後の授業も何事もなく進んでいった。
帰り支度を済ませ、今日はどこにも寄らずに帰ろうと思って教室を出る。

靴箱の手前までやって来たところで
「一馬くん」
後ろから声をかけられた。
「あっ…」
振り向いた先にいたのはミキさんだった。

あの厭らしいノースリーブではなくジャージのところをみると、これから部活なんだろう…
「もう帰るつもり?…週末の話し、忘れちゃった?…」

そうだった;…
ちゃんと打ち合わせしなくちゃって思っていたんだ;…

「ごめんなさい;…いろいろあって、すっかり;…」
歩美さんとヤッてた時までは、ちゃんと覚えいたんですけど;…

歩美さんとヤって、その後授業があって、さらに唯と…今日はいろいろあったからなぁ。
その中にはミキさんの今日の格好もあるんですけどね…

「今から部活ですよね?」
「私はただ見てるだけだから、話はいつでもできるよ」
「そうですね…なら」
僕はミキさんと一緒にシンクロ部の活動場所まで向かう。

「どうするの?…無理そうだったら私1人で行ってきてもいいけど…」
「そんなことないですって;…そんなミキさん1人を行かせるなんてことできませんよぉ」
ちょっと向きになってしまう;
だってミキさんと藤堂先生は昔そういう仲だった訳だし…今でも藤堂先生はミキさんのことを…;

「本当に大丈夫?…話しが長くなったら、泊まりってことにもなり兼ねないし…」
それなら増々ミキさんを1人で行かせるなんてできないよ。
そんなことしたら、腹を空かした狼の元へ、子羊を送り込むようなもんじゃないですか;

「大丈夫です。僕なら大丈夫だから…それに、ミキさんと最近2人になれてないから、心配だったんですよ」
ついつい本音が出てしまう。
心配されているのは本当のことだしね。

「ふふっ、そういうことね…だったら、週末のためにホテルを予約しちゃおうかなぁ?」
ミキさんがニコリと笑って言う。

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