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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 833

しかしそこで引いたらダメだ。
唯にとって僕が小野寺徹以上であることをはっきり示したい、そんな思いが渦巻いた。

唯の中でキュッと締め付けられる指を、そこでくっと折り曲げ中でかき回す。
ツンと尖った乳首には舌を這わせ二重の刺激を与える。

「んんぅうう〜っ!!!!」
唯の身体は面白いようにビクンビクンと仰け反る。
手を止めずに続けると、唯は声にならない声を上げ身体を痙攣させ、ぐったりとしてしまった。

ちょっとやり過ぎたかな?…
僕は少しだけ反省し、ヌルッとした唯の中から指を抜く…

「唯…?」
愛液に塗れた指先で唯の頬を撫でる。
軽くイッたとみえて返事は無かった…
僕は顔を近づけ、頬に付着した輝きに舌を伸ばした。

「んっ…」
唯がそれに反応し、閉じていた瞳が開く。
「唯…」
「一馬、やっぱりすごい…だから私、一馬が一番好きなんだと思う…」

そんな言葉を聞くと、この娘は僕とセックスしたいから…という気持ちを抱いてしまう。
「唯は、僕と一番したいってこと?」
「それは…一馬は、身体も、人間的にも、一番一緒にいたいってことだよ」

きっと僕は単純なんだろう;…その言葉だけで満足してしまう。
今までこだわっていた小野寺徹のことなんて、もうどうでもよくなってきた。

もし唯がそうしたければ、僕が反対したところでそうするだろうし、それで唯が小野寺徹から学びうることがあるなら、それを僕との時に反映させてくれればそれでいいと思えた。

もしかしたら…ミキさんや真帆はこんな心境なのかな?…
そんなことを、ふっと思ってしまう…

僕が自分以外の人とヤっているのは当然みんな知っている。
それでもみんな特に何も言うことはない…僕がそうすることで男を上げてくれればいい、ミキさんは以前そう言ってくれた。

唯はどう思うだろう。
唯にも徹という男がいるだけにお互い様ではあるのだけど…

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