海で・・ 782
確かに付けマツゲも無しでこの長さは反則だ…
カラコンもして無いのに褐色がかった瞳には吸い込まれそうだし、ふっくらとした厚い唇もそそられるのには充分だ…
だけど萌ちゃんはまだ小学生…
いっくら僕が盛りの付過ぎた年頃でも、やっぱそれはマズいですよね;…
「ダメですか?私じゃ…」
背骨をなぞるように、スーッと指先で撫でてくる萌ちゃん…
こんなのこと…誰に教わったんですかね;…
「い、いや、そんなわけが…」
少し潤んだような瞳で見つめられたらかなわないじゃないか…
「一馬さんの為に、精一杯頑張るから…萌を…」
…ああ、もう、この可愛らしい生き物どうすればいいんですか。
「萌がこんなに…私も負けてられないけどね」
後ろで遥ちゃんは自分の身体を洗っている。
僕はまだ未成年だから、萌ちゃんとヤッテも犯罪にはならないのか?…
とはいえ、やっぱり小学生とヤルのは気が引けてしまう;…
そもそも僕にはロリータ趣味は無いしな…
「最後までっていうのはやっぱり出来ないよ…」
「グスっ…」
萌ちゃんは瞳いっぱいに涙を溜めた…
そ、そんな顔されたら…
「私じゃ、物足りないですか…」
「そんなことない、萌ちゃんだって素敵だよ、僕はみんな大好きだよ。でも、萌ちゃんの年齢を考えたら本当に最後までしてもいいのかって、それは萌ちゃんにも、お父さんお母さんにも申し訳ないと思って…」
「大丈夫です」
後ろで遥ちゃんが言う。
「お母さんの初めては今の萌くらいの頃だと聞きました」
あのお母さんだったらそうだろうと思う…
だからといって、『はいそうですか…』とは、なかなか踏み出せないよね;…
「まあお母さんがどうであれ、萌ちゃんまでそれに見習うことでも無いと思うよ…」
僕は萌ちゃんの頭を優しく撫でる…