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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 79

言葉にしなくとも2人の意志は不思議と通じた。
美貴は真帆の言葉が耳からではなく、心に伝わってきた。
それは真帆とて一緒だった。
美貴も自分と同様に、この一馬の頂きを欲っしていることが痛いほどに分かった。

1人キョトンとした顔で2人を見つめる一馬の顔は、涙と鼻水でグチョグチョに濡れていた。


「みっともない顔だな〜」
美貴が一馬にタオルを差し出す。
「すみません…」
一馬はそれで顔を拭く。

「(先にいいかな…)」
「(はい…)」

真帆は軽く頷き、美貴に向け軽くウィンクして見せた。

美貴は唇だけを(ありがとう)と動かし、嬉しそうに目を細めた。
そして、一馬がタオルで顔を覆っている瞬間を見計らって、上から確認するようにそこを覗き込んだ。


「(元気ね)」
一馬のそれを見て、美貴は微笑む。

そしてー
「!?」
「気持ちよくしてあげる♪」
美貴は一馬の分身を握り、手で扱き始めた。

「あっ!」
さすがに一馬は恥ずかしかった。
身を捩り、その手から逃れようと腰を浮かせるが、背後から真帆に抑えられ、その拍子に足が滑って仰向けに倒れ込んでしまった。

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