海で・・ 78
少し黙った後、美貴は柔らかな笑顔のまま答える。
「そうだよ」
「そう、ですか」
真帆も、笑顔のままだった。
美貴も聞き返す。
「真帆ちゃんも、一馬くんと付き合ってるんだよね?」
「はい。大好きです。」
笑顔のままの真帆から、一筋の涙が落ちる。
「ごめんなさい・・私も一馬くんを愛しているの・・」
美貴の声も掠れていた。
「美貴さん、誤らないでください。私は年上の彼女さんが美貴さんで・・よかったと思っているの・・」
流れる涙は胸に落ち、尖った乳首を輝かせた。
「一馬くんは、美貴さんも私も分け隔てなく愛してくれる優しい人だから…」
真帆は目を擦りながら言う。
「そうよね」
そう言われると恥ずかしい。
「私たちが一馬くんと付き合ってるって、何というか…運命よね」
美貴が言う。
「ホントそう、大した男じゃないのにね♪」
真帆はクスッと笑いながら、一馬の頭を抱き締め、美貴は背からそんな2人を抱き締めた。
一馬はそんな2人のやりとりに、感動していた。
肩を震わせ、涙をポロポロと落としていた。
「一馬くん、何泣いてんのよぉ〜♪」
「そうよ、何かソレで泣いていると、滑稽だはぁよぉ」
「め、面目な・・い・・」
シャクリ上げながら言う一馬の股間は、今だ聳え勃っていた。
「こっちは元気ね」
美貴は微笑みながら言う。
「美貴さん…」
真帆は物欲しそうな顔で何かを訴える。
「(したいの?)」
「(はい…)」
お互いに顔を合わせる。