海で・・ 778
まあ遥ちゃんとは裸を晒し合った仲だし、萌ちゃんは大人っぽく見えるけどまだ小学生…一緒にお風呂ぐらい入っても、問題は無いよね…そう自分を言いきかせる。
脱衣所に連れていかれその広さに驚く。
『うちのお風呂は広め』って言っていたけど、広"め"じゃなくてめちゃくちゃ"広い"って言うんだよ;…
「さぁ早くぅ〜」
萌ちゃんに促され僕はシャツを脱ぎパンツに手を駆ける…
萌ちゃんと遥ちゃんはその前で、目を爛々と輝かせてやがった;…
「人に見せるモンじゃないんだけどね〜」
年下の女の子が相手とはいえ、見せるモノがモノだけに恥ずかしさは…なんとも言えないものがある。
「秀兄以外の見るの初めてだもんね〜」
萌ちゃんがそんなことを言う。
隣の遥ちゃんはそれに勝ち誇ったような顔。
…見せたのはついさっきなんだけどね。
一応パンツの中に手を突っ込み、見栄剥きはする;…
年下といえども、秀人のとは比較するだろうからね;
「どうしたんです?…何してるんですかぁ?…」
不思議そうに顔を傾ける萌ちゃん…
そんな可愛い顔してると、これから男のモノを見ようとしてるだなんて、誰も思いませんって…
「まあ、僕のを気にしてないで、萌ちゃんも服脱いで準備したら?」
「あ、そうですねっ」
今は僕だけが裸になろうとしてるんだから…君たちだってお風呂はいるんでしょ、一緒に。
「うーんっ」
萌ちゃんが服を脱ぐ。
小学生でありながら見事なボディの持ち主なのはお姉さん譲りだろう。
ブラジャーだってしっかりつけてるわけだし。
それを躊躇いも無く脱ぎ去るところは、やっぱり小学生だからなのか?…それともこの家の遺伝子が為せる技なのか?…
まあどちらにしろ僕は目のやり場に困ってしまい、萌ちゃん裸から目を反らすしか無いよな;…
「さぁ脱ぎましたよぉ!今度は一馬さんの番ですね!…」