海で・・ 77
「よ、よせやい・・」
一馬は女の子のように身を捩り、勃起を気づかれないように、その竿を股の間に挟み込んだ。
手前に回り込んできた真帆がそれに気づき、プッと吹き出す。
「やだぁ♪〜一馬くん、オンナノコォ〜」
「え?何?」
背中から顔を出したミキさんに、慌てた一馬は思わず股を開く・・
バシッ!!
一馬の勃起は勢いよく戻り、自身の腹を音を立て打っていた。
一瞬、時が止まった気がした。
目の前でそり立つ一馬の分身に真帆も美貴も思わず言葉を失うが、2人は次第に笑顔になる。
「しょうがないよね」
美貴が優しく微笑む。
「男の子だもんね♪」
真帆も続けて満面な笑みを浮かべる。
「節操なくて・・ゴメン・・」
一馬は耳までを赤く染め、両手でソレを隠してはいるが、最大膨張に達した勃起は、隠しきれるものでは無かった。
美貴と真帆はお互いに顔を合わせる。
そして
「真帆ちゃんも、一馬くんとは…してるんだよね?」
「…はい」
美貴の問いに、真帆は少し遠慮気味に答える。
そして美貴の目をじっと見つめ、続けた。
「私ね、一馬くんに年上の彼女さんがいること知っているんです。」
美貴も、そして一馬もその言葉に身を硬くする。
「それって、もしかして・・美貴さんですか?」
浴室の中の空気が一瞬止まった。