海で・・ 764
「いや…無理しなくていいんだ、もう止めようかと……」
僕は遥ちゃんの手を振りほどいてモノを引っ込めようとするが、それを遥ちゃんが逆に止める。
「一馬さんの全部、私、受け止めます…私、大丈夫ですから」
遥ちゃんは僕に向かって微笑んだ。
…この子はどこまで健気で、献身的なんだろう。
「ゴメン;…いい気になって度が過ぎたよ;…」
僕は今さらながら遥ちゃんに申し訳なくなる…
「そんなことないです…こんな間近で一馬さんのが見れて、私…感激してるんです‥」
「ああ、見たいんだったらいくらでも見て構わないから…その先はもう止めにしような…」
「そんなこと言わないで下さいぃ…一馬さんのイクとこ…ちゃんと見せてくだぁさいよ…」
「いいの?」
僕が戸惑いながら聞くと、遥ちゃんはコクンと頷いた。
「遥ちゃんがいいなら、するけど…」
まだ多少良心が痛むような気がしながらも僕は遥ちゃんの真上で自らを扱きだす。
「うふふ、まだ出るんですね」
「遥ちゃんを汚しちゃうようで、なんか…」
それゃあそうだ;…初めの子の前で、僕はなんてことをしているんだよ;…
とは言え、ここまで来てしまったからにはもう引き返すことなど出来ないのは自分が一番分かっていた;…
「ぁあ…遥ちゃぁぁん!…」
熱い塊が這い上がる感覚に、僕は思わず甘い声を上げていた;
うぇ?!…
と、同時に…遥ちゃんはパクリと僕のソレを口にした!…;
遥ちゃんは初めてなのに、そこまでは期待なんてすること…全くあるわけがない。
「遥ちゃん、いいよ、そこまですることないよ…」
しかし遥ちゃんは離すことはない。
その視線はこのまま出していいと言わんばかりに僕を見つめる。