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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 723

「へぇ〜小島桜ちゃんかぁ〜、可愛い名前ですね。」
「あらやだぁ、秀人はこの家に婿に入った訳じゃないから小島じゃなくて、戸山桜だよぉ。」
「あっ、そうなんですか?…」

「そう、まだ入籍は出来ないんだけど、私も小島彩じゃなくて、戸山彩になるつもりよ…」

籍が入れられるのは早くて2年後。
それでも、アヤさんの言葉には将来を見据えた決意が感じられた。

「えっ…アヤ姉家を出て行っちゃうの?」
「それは…困るよぉ〜」
舞ちゃんと萌ちゃんが戸惑いの声を上げる。

「家を出て行くまではしないわよ…秀人と私で後を継ぐんだから」

秀人と2人でか…
秀人がプレッシャーを感じてなきゃいいけどな…

「アヤ姉がいてくれてよかったぁぁ〜、私がこの家を継げなんて言われたら、もうお手上げだもん…」
優ちゃんじゃなくても、誰でもそう思うと思うよ…
何たって世界中にホテルを幾つも展開してんだもんな…

「心配しなくて大丈夫よ。別に私たち『だけ』でやれってわけじゃないんだから」
アヤさんは桜ちゃんをあやしながらにこやかな顔で言う。

確かに、経営に関してはアドバイザーがいるだろうし、展開している各国にスペシャリストがいるんだろうなぁ。

「だから、桜のお世話だって任せる人を雇ったのよ」
「私たちだってお姉ちゃんできるもん!」
萌ちゃんが強気に言い張った。

こういう勝ち気なところは、アヤさんに1番似ているのかもしれないね…

「ふふっ、そりゃあ萌も頼りにしているはぁよ。だから早く大人になって頂戴ぃなぁ」

「やだぁなぁ〜私だってもう充分大人だょ〜!胸だって遥姉ぇや舞姉ぇに負けてないんだからぁ〜」
胸を張り、そこを強調するように見せる萌ちゃん;…

確かにソコだけは立派に成長していますけど;…

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