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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 722

そうだなぁ…
秀人と初めて会ったのは幼稚園の頃…もう10年も昔なんだ。
それからはいつも一緒で、何をするのも一緒。

そんな秀人に誘われナンパに挑戦して、アヤさんとミキさんに出会ったんだ…

「舞、私たちも海行こう!」
「そうだね、遥姉ぇ!」
「あのねぇ〜、真似するだけじゃダメよ〜、それに一馬くんや秀人みたいな紳士に会えるとは限らないんだから〜」
アヤさんが遥ちゃんと舞ちゃんを諭す。

「いやぁあ;紳士なんかじゃ無いですよ;…あの時は女の人と経験したくて、それしか考えていなかったですからねぇ;…」
僕は頬を赤らめ、頭を掻いた。

「へぇ〜童貞だったって訳ですね!」
萌ちゃん;…そんなに目を輝かせないでいいですから;…

萌ちゃんがそんな言葉を知っていることに、僕は不安や末恐ろしさを感じてしまう…
きっと10年も経てば見た目も中身もアヤさんのような女性になるのだろうか…

「萌は秀人と初めて会ったときもこんなだったのよ」
「そうですか…」

「だって秀人さんの始めてはぁ、彩姉だぁとばかり思っていたぁんだぁものぉ〜」
おいおい萌ちゃん;…そんなこと…聞いちゃったんですね;

「一馬くんは去年の海が始めてで…秀人さんはもう経験済みだったって訳ね…」
優ちゃん;…いちいち解説しないでいいですから;…

「まあ初体験はそうじゃなくても、秀人にとっても"思い出の海"になったのは間違いないぜぇ…」

「そりゃそうよね。そのときにこの子ができたんだものね〜」
「アヤさん…」
いつの間にやら、アヤさんが赤ん坊を抱いているではないか。

「すっかり母親の顔ですねぇ」
「そうかなぁ?」
「ええ…ところで、名前は…」
「うん、桜だよ」

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