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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 720

幼いながらもませたことを言う子だ。
それでいて実年齢以上に大人に見えて、着ている服もオシャレだ。
…それに、さすがアヤさんの妹、身体も成長が早い…どこがというのは置いといて。

「萌ちゃんは何年生です?」
「6年生ね」

ニコッとした微笑みはあどけなく、こういったところは年相応ってことだね。

「だから言ったでしょ?一馬くんは正統派のイケメンだって!」
優ちゃん;…正統派って何を基準に言っているんですか?;…

「うん。秀人さんよりサッパリしてるよねぇ〜」
あ、秀人が基準って訳ですか;…

確かに秀人はちょっと『遊んでる』系統の男に見られていたからなぁ。

「アイツの将来の仕事はホストだよ」
中学生の頃、まだ深く知り合う前に初音がそんなことを吐き捨てていたのを思い出した。

…そんな秀人に比べれば、ってことなのかな?

まあ見るからに派手顔な秀人に比べると、僕は純和風な顔立ちではあるからな…
中学時代から秀人の放つ強烈なイケメンぶりに、僕はその存在すら霞んでいたのは確かだからね;

「なんか、イケメンなんて言われると、慣れてないから照れるよぉ;…」

「そんなことないよ。一馬くんは私が出会った中で一番のイケメンだぁよ!…」
ゆ、優ちゃん;…

「ホントホント〜、優姉の言うとおりだよ〜」
「クラスじゃこんなカッコいい男の子いないんだもん!」

声を上げるのは遥ちゃんと舞ちゃん、中学生コンビ。
キャッキャと囃し立てる姿は今時の女の子だなぁ。

「一馬くんも座ってぇ。今からお茶入れるからねぇ」
アヤさんが場を制して言う。

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