PiPi's World 投稿小説

海で・・
官能リレー小説 - 年上

の最初へ
 717
 719
の最後へ

海で・・ 719

この駐車場だけでも、僕の家の敷地の倍以上はある;…
驚くなって言われても、驚かない訳ないですよ;

僕は観光客みたいにキョロキョロと辺りを見回しながら、アヤさんの後に続いて歩く… 

「こんな凄い所にアヤさんは住んでいるんですね!…」
「あら、大きさで言ったら、美貴の実家の方が大きいのよ…」

ああ…そういえばミキさんの家もかなりの家庭だったな…
ミキさんや真帆、片親違いだけど梨花さん…親近感があったからすっかりそのことを忘れていた。

「こっちね」
「はい…」
廊下を歩くだけで緊張する。

「唯ちゃん以外はみんな揃っているから」
「そうなんですか…」

「お帰りなさいませ…」
蝶ネクタイをした男が近寄って来て、アヤさんの鞄や上着を受取る。
これってもしかして…執事とかメイドとかって世界なのかよ;…

「秀人はもう帰って来ているの?…」
「いえ…まだでございますが、連絡は入っておりませんので夕食までにはお帰りになられるかとは…」

"ございます"とか"なられます"とか…僕には一生縁の無い言葉のオンパレードだよ;…

「一馬くん、こっちの部屋だよ」
その執事らしき男に鞄と上着を渡したアヤさんはさらに奥の部屋へと僕を案内する。

アヤさんが扉を開けた。
その向こうに広がるのはだだっ広い空間だった。

「お帰りアヤ姉!一馬くんもいる♪」
笑顔で迎えてくれたのは優ちゃん。
ソファーに座る初めて会う妹さんたちはまだ見慣れない僕の姿を疑問に思いながら見ているようだ。

「優は4番目ね。優の隣が大学生の直。それから、中学生の遥と舞。一番はしにいるのが小学生の萌」
アヤさんは僕に妹さんたちを紹介してくれた。

うぁ;…;…;

これだけの女の子がいると、なんだか圧倒されてしまう;…
しかも皆、アヤさんに似て顔立ちが派手だし;

「きゃぁ〜ん!…想像してよりもぉイケメンだぁった!」
一番下の小学生、萌が生意気なことを言う。

SNSでこの小説を紹介

年上の他のリレー小説

こちらから小説を探す