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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 716

「ふふっ、一馬くんのいろんな顔が見れて楽しいなぁ。なんか幸せだよ」
彩花はニッコリ笑う。

読書好きで物静かな女の子と思ってたけど、まあ結構お茶目で好奇心旺盛で。
…突き進んだらそっちの方向も止まらないんじゃないかな…

でも、そんな彩花に出会えて、僕はよかったと心から思うんだ…

結局僕は子供みたいにパンツまで掃かせて貰う;…
君って案外世話好きな、いい母親になるかもしれないな;

「なんか今日は何から何までほんとありがとうな…」
「そんなこと気にしないでくださいよぉ☆、私も充分に楽しみましたからぁ〜」
彩花はそう言いながら、僕のパンツに出来たモッコリを愛おしそうに撫でてきた…

真面目で物静かで出来の良い子ほどいろいろ何かが溜まっているのかなぁ…
彩花を見ながらそう思うが、反面そんな彩花が僕だって愛おしいのだ。
今後もこんなことは続くだろう。

彩花と別れて帰り道。
1人で帰るというのは久々のような気がした。

ネットの向こうの運動部員たちは、汗を流してボールを追い掛けていた…
なんだかこうして自分だけ帰るのが後ろめたい気分になり、僕はそこを足早に通り過ぎた…

校門を出ると駅までダッシュで走った。
考えてみると、中学時代…運動会ではいつもリレーに出ていたんだよな…

もうそんな舞台とは縁がないと思ったが、意外と身体は鈍っていなかったようだ。
行き交う人々を交わし、夕暮れの街中を過ぎていく。

さあ、駅まであと少しかな…

プップー

「えええ!!!」
なんでしょう、いやなんでもないはず、僕悪いこと何にもしてませんよ?

なんて思いながら後ろを振り向く。
沿道に止まっている真っ赤なスポーツカー…見覚えがある…

「アヤさん…?」

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