海で・・ 712
「ああっ、すごい…こんなに、一馬くんの…」
「だから、彩花から僕の中に入ってきてくれないかな…」
彩花は我慢できない風だが、少し不安そうな顔を見せる。
「どうすればいいのかな…」
「僕の上に跨って…一緒に気持ちよくなれるから…」
「そんなことして…興ざめしない?…」
「えっ?なんでだよ?…」
「だって男の子って、奥ゆかしい女の子が好きでしょ?…」
「あ?…そんなの誰から聞いたんだよ?…」
「聞かなくても分かりますよ…男は征服欲の強い生き物ですもの…」
「それじゃあ僕は、彩花の知識外の男なのかもしれないな…だからさ、頭の中からっぽにして、彩花のやりたいようにしていいんだぜ…」
彩花は僕の言葉にクスッと笑って
「一馬くんと出会えて、私…幸せだな」
「僕も彩花と知り合えて良かったよ」
彩花はいきり勃つ僕のモノに手を伸ばし、それに自分自身を導いていく。
「いくよ、一馬くん…」
「ああ…」
僕はその一点に意識を集中させ、軽く目を閉じる…
雁の下に溜まっていた皮を根本まで引き下げられると、亀頭先端にヌメっとしたものを感じた…
“嗚呼、いよいよ彩花に侵入するんだ…”
僕の頬は自然と緩み、鼻息が荒くなってしまう;…
彩花はゆっくり、そうっと、僕のモノをそこに呑み込ませて腰を沈めていく。
「ああっ、あ、あっ、ああっ!」
それが深くなるにつれて彩花の声が大きくなる。
「いいよ、彩花…もっとリラックスして…」
下で寝転んだまま、彩花の頬に手を当てる。