海で・・ 704
「ああ…熱い、すごい…たくさん、熱いの、私のナカにきてる…」
唯が瞳を潤ませながら僕を見つめ、呟いた。
僕は全身の力が一気に抜けてしまい、唯の身体にドサリと倒れこんだ。
「一馬…大好き…」
両腕を背中に回して、唯が囁いた。
放出と共にエロい気分は遠ざかっていく…
男って奴はこういうもんだよね;…
腰を引き、力を無くした自身を抜き取ると、大量に放った僕のものが逆流し、ソファーに流れ落ちた…
このカラオケボックスにはもう二度と来れないよな;…
ティッシュでそれを拭いながら、ずっと気になっていたことを唯に聞く…
「何かあったのか?…今日の唯…なんだか変だよ…」
息を整え、制服を着直す唯。
「そんなに変だった?」
少々息が上がっている以外は以前会って話をした時に…戻ったような雰囲気だ。
「ああ…なんかビックリしたよ…喋り方からしてさ…」
「そっか、一馬には見せたことないよなぁ…」
「ああ、目茶驚いたよ…」
僕はソファーの下に落ちていたパンティーを唯に渡す…
「ごめんなさい、そんなつもりは無かったんだけど、これが最後かと思うと見の不利構わずって感じになっちゃったよね;…」
そう言い唯はスカートを捲り上げ、パンティーを脚に通した。
…?
唯の何気ない一言が気になった。
「ねぇ唯…さっき『最後』って言ったよね?」
「うん?」
「それって、どういう意味なんだ?」
唯は表情変えず、制服にボタンを留めていく。
「一馬が気にすることじゃないよ…」