PiPi's World 投稿小説

海で・・
官能リレー小説 - 年上

の最初へ
 692
 694
の最後へ

海で・・ 694

「そうかな?無理を言ったかな、ごめんね」
「あ、いえ…」

瑠璃子さんにそんな悲しい顔をされたら、こっちも申し訳なくなっちゃうじゃないか…

「えーっと…」
瑠璃子さんは衣装棚をゴソゴソと漁りだす。
「あった、これだ…一馬くん、サイズ合うかな?」
中にあったうちの制服を取り出し、僕に手渡す。

「ありがとうございます…今日はなんだか何から何まで…」
僕は濡れた制服を脱ぎながらお礼を言う…

「ううん…こちらこそですよぉ。貴重な体験をさせて頂いた上に、藤堂先生のことまで…」
「そう瑠璃子さんが思ってくれたなら、僕は嬉しいです。」

そう言ったところでパンツ一枚になる。
この濡れたパンツは、やっぱ脱ぐ訳にはいかないよな;…

「そっちは大丈夫?濡れてない?」
「あ、ええ、大丈夫ですよ」

もちろん、大丈夫なはずがない。
さっきのシャワー全開で致してしまったアレのせいで、パンツだってしっかり濡れてるのだ。
それでも隠したくなるのは男の性。

「これ、洗って返しますね」
「ううん、いいよ。数はあるから、一馬くんのものにしちゃってもいい」

なんだか替えの制服が貰えるなんて、ラッキーだよね。
「いいんですか?」

「それは辞めていった男子に貰ったもんだから、新しく造った物じゃないのよ。」
「辞めたって…?、せっかく苦労してこの学校に入ったのに、そんな奴いるんですか?…」

「一馬くんにはわからないよね、この学校を心から楽しんでるように見えるから」
「はは…そう見えるなら嬉しいです」
「でも、すべての男子が一馬くんのようであるとは限らないのよね」
「まあ、そうでしょうね」

現にここにある制服が全部そんな形で保管されているならなおさらだ。

SNSでこの小説を紹介

年上の他のリレー小説

こちらから小説を探す