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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 693

「どうこれ?…」
どうってそれ学ランだし;…うちの学校はブレザーじゃないですか;…

「こんなのもあるけど…」
おいっ;それはセーラー服でしょ;…

「何でもあるんですね…」
「一応ここには、首都圏の制服なら一通り揃っているらしはよ…」

「一通りって、なんでまた…」
「仕立て屋さんが近くにあるし、香織先生はいろいろと幅をきかせているみたいだしね」
「…内田先生が?」
「そう、知り合いにデザイナーの方がいるって。衣装も作ってもらったりしてるんだ」

「はいそれはこの前、たっぷり見せて頂きましたよ。」
「ふふ、一馬くん…ロミオの衣装着たんだってね…」
「あっ;…はい;…」
あのタイツ姿は、あんまし思い出したくはないですけどね;…

「一馬くんは顔は小さいし手足も長いから…ああいう格好をしても似合いそうだよね…」

「はは、あんな体験は、あれっきりにしておきたいですよ…」
結構きつかったし、着るのも脱ぐのも大変だったからなぁ。

「そんなことないよ、一馬くんは…」
「僕は?」
「演劇部に来てくれたら、必ず私が描いたように、活躍してくれると思う」
…それはちょっと買いかぶり過ぎのような気もする。

「まあ、強制はしないけどね」

確かにこないだの公演を見て憧れはしたけど、やっぱり僕には無理だよ…
涼みたいにイケメンでも無いし、何と言っても人前で目立つことなんて考えられないもんな…

「瑠璃子さんにそう言って貰えるは嬉しいんですけど、それはちょっと無理ですよ…」
これ以上、変に期待を持たせるのも悪いからね…

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