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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 670

まったく、見た目は真面目な優等生と思いきや、このザマだよ…
でも、そういうところがあったほうが、人間味があっていいって言うのか?

階段を下り、教室に向かい、自分のカバンを持って支度する。
翔は少し後に遅れてやってきた。

「ホントにやってきたのか?」
「それは想像に任せる」

まあいくらなんでもこんなに早い訳ないかぁ…
「いいのか?…待ってやっててもいいぜ…」

「冗談よせよ…俺は一馬と違って、学校ではヤらないんだよ。」
屋上での発言は、僕をからかっていたってことなのか?

「おい!僕と違ってって…僕は学校でシコったことなんてないぞぉ!…」

「ははは、それよか凄いことやってんじゃん…」

「あのなぁ、お前…」
それを言われると反論が出来ないから困る。

まあ、教室で話すようなことじゃないよな。
他に人がいなくてよかったよかった。

「さあ、ちょっと見に行こうかな」
「あんまり気が向かないけどな…」
翔と2人でプールに向かう。

プール脇にあるシンクロ部の部室の前で、ミキさんは既に待っていてくれた。

「あ、すみません…待たせちゃいましたか?」
「ううん大丈夫、私も練習見ていたから、今来たところよ…」
「あ、いいんですか?…そっちの方は…」
「ええ、千葉ちゃんや植田さんがいれば問題ないのよ。」

ミキさんはそう言って微笑む。

「あっ、千葉くんも一緒なのね」
「ああ…まあ、一馬に連れられて来たみたいな…」
なんか申し訳なさげに頭を掻く翔。
「お姉さんもいるからねぇ、ゆっくり見ていくといいよぉ」
「は、はあ…」
まだ俯いてるし…

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