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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 669

「そういえば藤堂先生って、水泳部の男子からアニキみたいに慕われてたもんな…」
「ああ、このままだと藤堂先生も水泳部の奴らも、なんだか可哀相な気がしてさ…」

「へぇ〜一馬って女だけじゃ無くて、男にも優しいんだぁ〜」
翔はニヤケながら、腕を小突いてくる…

「別に、誰彼構わずそうしてるわけじゃないからな!」
「でも、一馬みたいな奴は得すると思うぞ」
「そうかなぁ」

再び視線をプールに移す。
こちらに気づいたのが1人…あ、千葉先輩だ。

「やべっ…」
それに対し翔が逃げるように身を隠す。

「ん?どうしたんだよ翔…」
僕は千葉先輩に向かい小さく手を振りながら、フェンスの下に縮こまる旬に聞く。

「今朝ヤッてるとこアネキに見られちゃってさぁ;…顔合わせたくないんだ;…」
「マジかよ?それは災難だったな;…」

そう言えば昨日の朝千葉先輩に会った時、男がHなことは弟で慣れるって言っていたもんね。
案外翔はそんなとこしてんの、何度も見られているのかもしれないよな;

まあ僕だってあかりさんに疑われるようなことが何度もあっただけに人のことは言えないけどね。

千葉先輩はニコニコしながら手を振り返してくれた。
ホントに可愛らしい人だ。

「下、降りようか?」
「うーん…一馬1人で頼むよ…」

「どうした?千葉先輩だったらもう部室に戻ったぜ。」
「あ、いや…陽菜の水着姿見てたら…なんかムラムラしてきちゃってさ…」
「お前なぁ;…」
「一馬も一緒にヤッてくかぁ?」
「ばっ;バカかぁ!!そういうことは僕はもう卒業したんだよ!教室で待ってるから、早く済ませて来いよぉ!」
僕はなぜか顔を赤らめ、ダシュで屋上を跡にした。

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