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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 660

「女の人から、“優しい”って言われんだろ?…」
「ああ、鈴木もか?…」
「うん…関係を持った人は皆、必ず言うかな…」

「また機会を作ってヤろう…ってだろ?…」
「ははは、千葉もそう言われんだぁー」

まったく、ここまで一緒だともっと早くに仲良くなってもよかったんじゃないかと思うくらいだ。

「でも、鈴木はすごいよ…」
「それほどでもないさ」
「先生とも出来ちゃうんだから、大したもんだよ…」
「いや、そこかよ…」

僕の初めてはミキさんだってことは、まだ内緒にさせておくべきかな…

「千葉だって年上の人に惹かれるんだろ?…大して変わらないんじゃないのか?…」
「俺は単に、初めての人が忘れられないだけだよ…」

「へぇ〜千葉の童貞を奪った女性って訳か…で、どんな人なんだ、忘れられない人って…?」
「凄い金持ちのお嬢さん…海外にもホテルを幾つも展開する、ホテル王の娘だよ…」

えっ?…それって………?

……その人は、僕もよく知ってる人、のはずだ。
いや、千葉の説明を聞いたら、そんな人、あの人しかいないじゃないか。

「その人とさ、千葉は、いつ知り合ったんだ?」
「去年の夏かな…陽菜とはその頃から付き合ってたけど、デートすらしたことなかった…」
「その人の、名前って…」

「小島彩…忘れられない名前だよ。」
やっぱり!

「で、どうして別れたんだ?…」
「友達を紹介するって海に誘われたんだけど、アヤさんと付き合っていることが陽菜にバレちゃって、ドタキャンさせられたんだよね…」

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