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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 657

二宮先輩と別れ、教室に戻った。
いつもと変わらない空気だ。

千葉翔は真面目に次の授業の準備中。
側から見たら普通の人間なのだが、本当に彼が複数の女の子を…?と思ってしまう。

話をするのは放課後にしよう。
僕も席に着いた。

授業中も気になって、何気に千葉翔を見てしまう…
銀縁の眼鏡からして、僕の友達にはいないタイプだ。
秀人を始め彰人や涼だって、千葉翔に比べればチャラく見えてしまう。

それでも千葉翔は、真面目なガリ勉だけって奴でもないんだもんな…

授業中だって至って真面目で、ふざけたりチャラけたりすることなど全然ない。
それはそれで、女の子にモテる要素なのかもしれないが…工藤さんや二宮先輩はそういうところに惹かれたのだろうか。

午後の授業も終わった。
声をかけるなら、今だろう。

丁度トイレに入った後に続き、僕も横に並ぶ…
ジョーーと音をたてる箇所を何気に覗くと、僕と大して変わらない皮っ被り…
なんだか親近感を抱いてしまう…:

「お前の姉さんって、シンクロ部なんだって?…」
千葉翔のモノを見て気をよくした僕は、抵抗なく話し掛けられた。

「鈴木くんがどうしてそれを…」
ビックリしながら、翔は僕の方を向いた。

「お姉さんとはちょっとした知り合いでね…たまたま話を聞いたのさ」
「そうか…そうなんだ…」
「何か、やましいことでもあるのか?」

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