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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 649

感極まった表情のあかりさん。
「一馬くん…ありがとう…」
僕の身体に抱きつく。
さっきのバスタオル姿よりはまだマシだが、それでもタンクトップ一枚。
豊満な身体が僕に密着する。

あかりさんが嗚咽を漏らす。
その姿は、同年代の女の子のようだった。

かわいい…
可愛過ぎるよ…

とは言え、下半身を擦り寄せられると、流石に僕は腰を引いてしまう…

スウェットを掃いていない今、ボクサーパンツしか着けていないんだもんね;…
抵抗するものが少ない分、反応しちゃったら直ぐに分かっちゃうからな…

あかりさんは妊娠してるんだ、本人だってその気はないし僕だってしたくない。

背中を撫でながら、ゆっくりと身を引き離す。
「ありがと」
あかりさんは小さく言って僕から離れた。

「久しぶりに、みゆきちゃんとお風呂入ろうかな」

そう言って浴室に向かうあかりさんの後姿を見送る。
その姿は、どことなく、在りし日の母さんに似ていた。

久しぶりに仏壇に手を合わせてから2階に上がる…
せっかくみゆきさんが遊びに来たんだから、2人の時間を多く作ってあげなくちゃだからね…

宿題をやらなければと思いつつも、ベッドに横になる…
まだ残っている甘い香…みゆきさんの香水の臭いだ。

脱ぎ捨てられたままのみゆきさんのスカートが、枕元に丸まっていた…

ああ…そのままだったのかあ…
思わず頭を抱えたくなった。

「まあ…でも、仕方ないな」
僕はスカートを持って再び一階に降り、脱衣所に置く。
扉の向こうでは、楽しそうに会話するあかりさんとみゆきさんの声がする。

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