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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 647

「うーん…」
さっきとは違って、みゆきさんが気の乗らない表情をする。

「事実だから仕方ないよ、みゆきちゃん…一馬くんにも私たちがどんな風だったかを知って欲しいし」
あかりさんは気丈に話す。

2人とも、あまりお父さんのことは好きじゃなさそうだな。

あかりさんが話を続ける。
「お父さんは、お母さんが亡くなったあと、家を出て…たぶん、他に女の人がいたんだと思う」

「あの頃はお父さんも若かったから、仕方ないとは今になれば分かるんだけど、子供の時はその女の人のこと…随分と怨んだんだ…」
まあ考えてみたら僕の父さんだって、母さんが生きている頃からあかりさんと付き合っていたんだもんね…

「それであかりさんとみゆきさんは?…」
「お母さんの実家…おじいちゃんとおばあちゃんに育てて貰ったんだ…」

「そうだったんですか…」
「ごめんね、湿っぽい話になっちゃったね」
「いえ、そんなことないです。あかりさんとみゆきさんのことが知れて、よかったと思いました」

夕食を終える。
あかりさんとみゆきさんは2人で後片付け。僕はリビングでソファーに座ってゆっくりと…

「みゆきちゃん、先にお風呂いいよ」

「うんありがとう、それじゃあ遠慮なく頂くね…」

「一馬くん悪いけど、タオルとか出してやってくれる。」
「あ、はいもちろん。」

みゆきさんを風呂場に案内する。
洗面所で僕がバスタオルを出している後ろで、みゆきさんは早くも服を脱ぎだした

「さっき、どうしてスカートはいてなかったんですかぁ」
「へへっ、忘れちゃったの☆」
そんな可愛く言わなくても。

「お姉ちゃんと一緒にいるとね、どうしてもペースが向こうに合っちゃうんだよ」
それ、あかりさんのせいにしてませんか?

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