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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 626

「ダメよぉ〜ダメダメ〜今回の作品で大会に出場するんだから、大人を刺激する部分は削除しないとダメなのよ。」
植田先輩;…なんかキャラ違いません?

「大会って?…もしかして全国大会ですか?…」
「そ!目指すは日本一よぉ!」

でっかい目標だなぁ。
でも、3人の看板女優にイケメンの男優、さらに才能ある脚本家が揃えば、夢でもない…のか?

「うわぁ〜すごいね〜、こりゃ私たちも負けてらんないよ」
…成美さん、世界がまったく違うような気が。

でも、お互い目標に向かう親友同士、絵になるよなぁ。
…僕に協力できることがなくてただただ申し訳ない。

「裏方でよかったら、何でも手伝うよ…」

「そんなこといいさ…一馬には一馬の、本当にやりたい事を見つけて欲しいんだな…」
横の涼が呟くように言う。

お前って、見た目通りにほんとカッコイイ奴だよ…
涼と涼が演じていた好青年が、重なって見えてしまう。

「やりたいことか…今の僕には、イマイチ来るものがなくてさ…」
こういうことを人前で言うのは恥ずかしい。
でも、何故か今ここにいる人たちの前では素直に言えてしまう…なんか不思議だ。

「だったら、一馬は私たち両方の部活を応援しててほしい…それだけでも嬉しいから」
「そうだね」
成美と環さんが続けて言う。

「そうだよ…本当にやりたい事なんてそう簡単に見つかるもんじゃ無いよ…」
植田先輩もそう言ってくれる。

「でもなんだか皆のことが羨ましいです…」

「そんなこと無いって、世の中の大人を見てみなさいよ…いくらいい大学に入っていい会社に勤めたからって、大半の人が皆、自分のやりたい事なんてやっていないものよ…」

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