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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 63

それでも僕と真帆が揃って遅刻したというのに、その仲を怪しむ者はいなかった。
それは真帆のショートにした髪のせいだと思われ・・
真帆の友人たちは、少しでも早く秀人への失恋の痛手を癒そうと努めていた。

まさかつい数時間前に僕と真帆がセック○していて、真帆のあの可愛い唇が僕の勃起を頬ばり、
今でも真帆の体内には、僕の精子が少なからずとも生息しているだろうことなど、誰が想像するだろう?
僕は真帆たちの方を見ないようにして、クスッと笑う。
そして、ポケットに手を突っ込みブラブラと修まり所の無い自身を握る。
パンツは履いてはいなかった。
それは2人の秘密事で・・・当然真帆も、あの黒い下着は着けてはいなかった。


僕と真帆の関係を知っているのは少し遠くの席でニヤニヤしている木崎さんと野上さんだけだろう…
もっとも、親友である真帆に関わることだ、他の人に話すことはないはずだ。

それからというもの、真帆との関係は順調そのものである。

ショートカットにしてクールな印象になった外見とは裏腹に、僕と2人きりになった途端デレデレしたり、べったりくっついてきたり、よくわからない。
でも、それが可愛いからたまらない。

もちろん、身体の関係も…
授業後の教室で真帆が求めてきたときのスリルは半端ではなかった。
誰かに見られたらどうしよう、という思いで集中できなかった…
でも、それがよかったりしたのだけど。

もちろん、ミキさんとも、会えばお互い求めあう関係だ。
体力的にはキツいけど、2人とも幸せにするためには僕が頑張らないといけないのだから、へばってはいけないだろう。

ようやく僕に普通の日常が戻ってきたある日…

ー授業後の教室。
黒のパンツスーツの若い女性が、学生服の男数人に囲まれていた。

「な、何するの…」
女性は怯えた表情をする。
「先生、すごくエロいから、俺たち我慢できないんスよ」
男たちが女性に近寄る。

「やめて…っ!」
女性が逃げようとした瞬間、集団の中の一人が背後に回り、女性を羽交い締めにする。
もちろん彼女は抵抗するが、力の差は歴然としており、そのまま組み伏せられてしまう。

ブラウスを開かれ、釦が辺りに飛び散った。
露となったブラも力任せにたくし上げられ、乳房に冷たい空気を直に感じた。
「や・・・助けて・・・一馬・・くん・・」

「・・・?」
「どうかしたの?」
「ううん。空耳かな?」
「あれ?萎れてきちゃったよぉ〜」

その時の僕は、K高でミキさんがそんなめにあっているのとは露ほどに思っていなかったんだ。
真帆に誘われるままに女子トイレの1室にこもり、いつものように真帆の舌技に陶酔していたんだ。


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