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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 615

アヤさんが一気にぱあっと明るい表情に変わる。
そういえば同い年なんだっけ、仲いいんだなぁ。

「おめでとう、よく頑張ったよね〜」
「ありがとう…ホッとしました」

僕は傍らに立つ唯さんに歩み寄る。
「一馬くん、久しぶりね」
「はい。アヤさんよかったですね」
「担当の先生も驚くくらい安産だったそうなのよ」

普段よく動き回っていたのがよかったのかな?…
そう言えば、あのホテルでの出来事の時も、お腹に赤ちゃんは入っていた訳だもんね;…

「どう?高校生活は楽しい?」
「はい!優ちゃんとも仲良くやってます。」
まあ、ちょっと仲良くヤッちゃいましたがね;…

「そう、それならよかった。優は人見知りが激しい子だから」
隣の優ちゃんが『私はそんな子じゃないもんっ』って顔してますけど。

「先を越されちゃったわね」
唯さんはアヤさんに向かってそう笑って言う。
「旦那さんは、まだ海外ですか?」
「そうね、まだしばらくは帰ってこなさそうね」

「それじゃあ、寂しいですよね?…」
「ううん…それなりに楽しんでいるから、ぜんぜん大丈夫だよ。」

唯さんはモテるから、そっちの面では楽しんでいるんだろうか?;…

「一馬くんもお友達紹介してよぉ。優の話しだと、凄いイケメンがいるそうじゃない?」

後ろで優ちゃんがえへへと笑う。
おい…余計なこと言わないでよ…唯さんの旦那さんが可哀想になってくるじゃん。

「いいですけど、そいつらを食べちゃうんじゃ」
「若い男の子のエネルギーをね」
…ちょっと、本気だこの人。

「でも、よかったな。新しい家族が増えるよ…また賑やかになるし、楽しみだなぁ」
唯さんが言うと、後ろで優ちゃんが頷いた。

確かに、大人数で、明るく賑やかな家庭だと、羨ましく思う。

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