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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 606

僕は繋がった部分を軸に背をのけ反らせる…
彩花のソコは、僕を離さないとでも言うかのように、僕自身をきつく絞り込んできた…

「ぁ!…気持ちいい………………」

その声が自分から発したものなのか、それとも彩花が出したものなのか、もう分からなかった…

僕は最後の一滴まで射精し終え…そのまま彩花の身体に崩れ落ちた。

意識を手放し、深いまどろみに落ちてどのくらい経っただろう?

気づくと僕は彩花の柔らかい胸に頭を埋めていた。
「ふふふ、一馬くん、可愛かったよ…」
「あっ、いや、その…」
「ありがとう、すごく良かった…」
彩花は瞳を潤ませて、僕に微笑んだ。

「それを言うなら僕の方こそだよ…凄く気持ちよかった…」
彩花の瞼にキスをする…

可愛いいと言われたのは少し引っ掛かるけど、そんな自分が本来の自分なんだから仕方ないよな…

彩花は僕の頭を抱きしめてくる…

力を無くした僕の分身が音もなく、ヌルっと膣から抜け出した…

「先輩や、芝田くんには秘密にしてくださいね」
「当たり前だよ」
そう言って笑いあった。
唯に続いて彩花も…僕としては嬉しいことだけどね…


…日差しがまぶしく、汗ばむ季節に入る。
学校では水泳の授業も始まった。

「…僕が呼ばれたのは…」
「一馬は一度見学に来てくれたし、お客さんがいる方がみんな喜ぶよ」
成美に連れられシンクロ部の練習を見ることになったのだ。
なんでも、大会で披露するものを見てほしいとか…

僕はプールサイドに1人残され、キラキラ輝く水面を見ていた。

もう1年になるのか…
熱い太陽に照らされると思い出さずにはいられない…去年の夏…
あの海でのミキさんとの出会いから、僕の全てが始ったんだ…

あっという間だったけど、いろんな事があったよな…

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