海で・・ 603
「あはんっ…んっ、一馬くんの意地悪…んっ」
拗ねるように言う彩花。その中を指で弄ると、また身体がビクッと跳ねる。
「彩花は、一人でしてるんだろ?」
「はぁんっ…わかりますか…んんっ」
「まあね…」
彩花に囁きながら、指を奥へと進めていく。
グチュグチュと卑猥な音を奏でながら愛液が膣内を満たしていく。
「あぁん、もう、立ってられない…」
そのまま床に崩れ落ちそうな彩花の身体を支え、床にそっと寝かせる。
「ありがとう…やっぱり一馬くんは優しいよね…」
僕の首に腕を回し、彩花は耳元で小さく言う。
「こんな所で倒れたら、落ちてくる本の下敷きになっちゃうからさ…」
「ありがとう、一馬くん…」
彩花はそのまま僕の身体を抱き寄せ、唇を重ねてきた。
「優しい男の人が一番好き…一馬くんのこと、本気で考えちゃいそうだよ…」
「僕はいつだって本気だよ」
そう言いながら彩花の頬を撫でる。
「嘘でも嬉しい…」
「嘘なんかじゃないよ、本気じゃなかったらこんなこと出来ないよ…」
そう言って彩花の入口に先端を宛てがう…
「始めは痛いかもしれないけど、なるべく優しくするから…」
そう言う僕に向かい、彩花はコクリと頷いた。
待ちきれないといわんばかりに僕のモノはヒクヒクと主張する。
その先端を彩花の入り口に向け、挿入する…
「あぁっ…」
彩花が瞳を閉じ、それを受け入れようと身体を強張らせる。
さっきの指と同じように、するんと通りよく入っていく我が分身。
「んんっ!ん!はぁあ…!!」
少し大きな声を上げ、眉間に皺を寄せる彩花。