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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 586

ミックスサンドに焼きそばパン、それとクリームパン…
これが僕の定番だった。
水内さんはランチパックと爽健美茶を持って、おばちゃんにお金を渡していた。

「それしか食わないの?…」
「うん…一応鈴木くんの前だし…」
僕がいなかったらもっと食べるってことか?…

「別に無理しなくていいけど…自分が好きなのを食べたら」
「そ、そうかな…」
水内さんはメロンパンを買い足していった。

「どこで食べようか?」
「屋上に行こうかと」
言われるままついて行き、屋上へ。
今日は快晴で、風もほとんどない。

「う〜ん!気持ちいいよなぁ〜」
僕は青空に向かい大きく伸びをする…
こんな快適な場所なのに、屋上には人っ子一人いなかった。

「ん?…どうして誰もいないんだ?…」
「多分、西塔の屋上は鍵が掛かっているから、こっちが開いてるって知らない人が多いと思うんです…」
確かに…僕もこの校舎の屋上は上がれるなんて、全然知らなかったもんね…

入り口傍の壁に2人でもたれて並んで、買って来たパンを食べる。

「水内さんはいつも購買?」
「ううん、今日はたまたま…一緒にいたかったから…」
見た目は活発そうな水内さんだけど、今日はなんかやけにしおらしい。

「ねぇ、あの…」
言い出そうとした瞬間、水内さんは僕のほうに身体を預けてきた。

「うわぁ…」
思わず口から焼そばが溢れ落ちてしまう;…

「やだぁなあ、そんなに驚かないでよ…」
水内さんはそう言いながら、僕の股間に落ちた焼そばをポンポンと払い落とす…

「あ、そんなことしないでいいよ…、ソコはあれだし…」
僕は照れながら腰を引こうとした…

「逃げないで…」
水内さんの手は、僕の股間の上で止まった。

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