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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 585

「おはよう!今日もみんな元気?」
チャイムが鳴り、教室にミキさんが入って来た。
…お泊まり会で僕や真帆が打ち明けてから初めての授業。
多少見る目も変わってくるのだろうか。

隣の涼が小声で話しかけてくる。
「やっぱり…中原先生と信藤さん、確かに似てるな…」

「ああ…僕も似てると感じることはよくあるよ…」
「その2人の姉妹をモノにするなんて、お前ってホント凄い奴だよ…」
「おい涼…モノってことは無いだろぉ…」
「ははそうだな…一馬がモノにされたってことだよな!…」
「お、お前なぁー;」

「ちょっとそこ!何コソコソ話してんのぉ!」
教師の顔をしたミキさんが、厳しい表情を浮かべていた…

「ああっ、す、すみません…」
…思わずムキになってしまった。
声の主が僕だとわかると、ミキさんは「しょうがないわね」といった表情で微笑んでいた。

「やっぱり中原先生の方が上手だね」
後ろから茜が僕に向かって言うのだった。

長かった午前中の授業が終わり、僕は購買部にパンを買いに行こうと教室を出ると水内さんが立っていた…

「あれどうした?…」
僕は首を傾け水内さんに話し掛けた。

「待っていたんです…鈴木くんが出て来るの…」
水内さんは顔を赤らめながら俯いた…

そういえば、遠藤先輩に呼ばれて企画の説明を受け、顔合わせしてしばらく過ごしたとき以来、彼女とは顔を合わせていなかった。

突然の登場にこちらも緊張してしまう。
…幸い、真帆たちはお弁当を持ってきているので教室から出ては来ない、でもいつまでもここにいるのはちょっと…

「ちょうど購買行くところだったんだ…一緒に行く?」
「うん…私もそう思ってたの」

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