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海で・・
官能リレー小説 - 年上

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海で・・ 576

まあ二人とも、細かいことは気にしないB型気質なんだよな…
昨晩真帆に指摘されたみたいに、コイツや秀人を僕も見習わなくちゃいけないね…

彰人に続けとばかりにジャンボソーセージにむしゃぶりつく…
その姿を見てニヤつく女の子たちは、危ない想像でもしてんだろうな;…

…そんな感じで朝食を楽しんでいるとき、ようやく階段を下りる足音が聞こえてくる。

「お〜は〜よ〜」
まだ眠たそうな声とともに現れたのは茜。

「ふふ、おはよー、茜ぇ。昨晩は大層お楽しみだったようで?」
「真帆…朝からきついこと言うねぇ」
その話は勘弁してくれといわんばかりの顔をする。

まあ爽やかな朝に似合わない話題かもしれないよね…

「あれ…高柳くんは?」
「涼ならまだ寝てるよ…あんな格好で熟睡して、風邪引かなきゃいいんだけどね…」

おっ、茜も涼のこと呼び捨てになってんだな…
てか、風邪引くあんな格好って…相当薄着ってことだよね;…

そう言いながら茜はダイニングの椅子に座る。
初音が気を利かせて取っておいた朝食を差し出した。

「なんか、こうやってると、大人に近づけたのかな、って思えるよね」
茜がふと呟いた。
「ホント…半年以上前はキャーキャー否定してたのが嘘みたいだよね」
初音もそれに同調する。

僕も同じだ。
その頃は、この2人は、単なるクラスメートとしてしか見ていなかったからな…

それが今や、腹を割って話せる親友のような存在だもんな…
身体の関係はあったにしろ、それから始まる友情があることも、ここ数ヶ月で学んだんだよね…

「今日はこれからどうする?…」
食器を片付けながら初音が言う…

「なんかぐたぐたしていたい気もするけど…お家の人は何時頃帰ってくるの?…」

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