海で・・ 575
うむ、確かに大きい。
しかし初音さんや、比較対象がおかしくはありませんか?
「ああ、ホントですねぇ〜」
優ちゃん、まだ寝ぼけてます?
「…何やってんだよあいつら」
君が比べられていたんだよ、彰人…
「もうすぐ出来上がるよ〜、真帆と茜と高柳はまだ起きないのかな〜」
初音は上機嫌だ。
「真帆ぉ〜起きてぇ〜朝ごはんだぁよ」
リビングに寝ている真帆にのしかかる優ちゃん…
何をやっても、美少女2人って絵になりますなぁ…
「あれ?涼と野上は?…」
そうか彰人、お前は寝ちゃったから涼の童貞卒業は知らないんだよね…
「あの2人はまで寝てんじゃな〜いぃ?…何しろ明け方までドタバタやってたも〜ん」
真帆;…どうせ君は聞き耳立てていたんでしょうに;
「それだったらしょうがないよね〜、今いる皆さんには朝ごはんできたよ〜」
「わーい」
初音がお皿に料理を盛り付け、優ちゃんがそれを取りに行く。
昨日の朝は和食だったけど、今日は洋風の朝食。
初音さん、料理だったら何でも来いと言わんばかりの腕前、やるなぁ。
「お〜美味そうだな〜」
彰人も嬉しそうだ。
そういえばコイツ、昨日も結構な量食ってたなぁ。
うかうかしてると、コイツに全部食べられちゃうかもしれないよね
涼と茜の分は取っておかなくていいのだろうか?…
「あの…上の二人の分は…ぐげぇ!」
女子三人を見て、僕は思わず蒸せた…
こらこら;…何意味深にジャンボソーセージくわえてんだよ;…
初音さんや、それは意図的にやったもので…?
色といい大きさといいそれを想起させるのは容易ですね…
「ん?どーかした?」
「いや…涼と茜の分はって…」
「あぁ…ちゃんと残してあるよ、起きてきたらレンジでチンだね」
「そう…」
「う〜ん、これも美味いな!!」
食欲旺盛なところも、彰人は秀人そっくりだよなぁ。