海で・・ 531
「へへっ、そっちもやる気になったぁ?」
「うわぁ〜、みんな元気になってる〜」
初音と茜がこちらを見てニコニコと顔を綻ばせる。
「や、やるって、俺たちよくわからねーし…」
彰人は困った顔で正直に言う。
「なら、教えてあげようか?」
振り向いて真帆が言った。
「よ、よろしく頼むよ…」
聳え勃つ起立を揺らしながら、彰人は顔を赤らめた。
「じゃあ3人ともこっちに来てよぉ♪」
あ、僕もですか?…彰人と涼とは違って、僕は充分に経験はしているんですけどね;
「さあ、高柳くんも一馬も自信持ってぇ、おいでよぉ〜!」
おい、それって彰人の巨根を前に、僕らが自信を無くしていると思っての発言ですかぁ?;
まず近寄る彰人に、真帆が手を伸ばす。
「すごい、芝田くん、こんなに元気になって…」
「あ、あんまりジロジロ見られると恥ずかしいな…」
その姿を見て、僕と涼は複雑な気持ちになる。
一応、真帆は僕の彼女であり、涼も真帆のことは気になっていたのだし…
「凄いよ芝田ぁ〜!見直しちゃったよぉ〜!」
真帆の手から、ソコを奪うように握り締める茜…
考えての行為じゃないんだろうけど、なんか救われ気もするよ…
真帆は所を変えて涼の足元に…
おいっ、僕の所に来るんじゃないのかよぉ?!…
僕の視線に気づいたのか、「ごめんね!」とウインクする真帆。
…なんか、寝取られた感じがするのは気の所為でしょうか。
(一馬くんには後でたっぷりしてあ・げ・る)
って言う顔していそうな気もするのだが。
「どうした〜?真帆が他の男の相手するのが不満?」
耳元で囁くのは初音だった。