海で・・ 527
真帆と茜の言葉に、戦々恐々、怯えた表情をする彰人と涼。
…これから何を始めるおつもりですか貴女たちは。
「ここまできたら見てみたいかも」
「…ですねえ」
ソファーで身体寄り添う初音と優ちゃん。
薄手の服の上からでもはっきりわかるたわわな果実が揺れる。
まあ僕がこの果実に興味を抱くのと同じように、真帆や茜も男子のソコに興味があるのも分からなくも無い…;
恥ずかしがっている初音や優ちゃんだって、嫌よ嫌よという素振りを見せながら明らかに瞳を輝かせているんだから、自分には無い異性の部位に好奇心を抱くのは、女の子だったら当然なのか?…
「さぁ!ジュリエット。そのドレス脱いじゃって!」
おいおい茜;…お前は女王様かよ;…
「ええっ、おいぃ〜…木崎、お前本気で言ってんのかよ〜」
彰人が一歩引き下がり、茜から逃げようとする。
涼はそんな彰人に同情の視線を送るが、自分にも真帆の毒牙が迫っていることを知る。
「ロミオ…あなたのすべてを見せて欲しいの…」
おお、女優の顔…って、そんな台詞ありましたっけ?
僕は2人に同情しながら、初音と優ちゃんの隣に座る。
「何、高見の見物しちゃってんですぅ?…」
僕に擦り寄って来る初音と優ちゃん…
「あ、何か助けるって感じでも無いと思ってさ…まあ僕が間に入ったところで、彰人と涼が脱がされるのは時間の問題だろうしね;…」
「それならぁ、2人だけに恥ずかしい思いをさせないで、友達だったら一馬くんも脱いじゃいなよぉ〜」
うぉい!;君たちも同じムジナってことかよぉ;…
…まあ、ここにいる以上、僕が標的にされないことは絶対にないとはいえないもんな。
初音と優ちゃんは興味津々に僕を見つめ、彰人と涼は『お前も道連れにしてやる』といった感じで見やる。
茜と真帆は…もう脱がすことに夢中だ。
それにしても茜、彰人のドレスをいとも簡単に脱がしている。
あいつは衣装作りにも関係しているのだろう。才能豊かなんだなぁ。