海で・・ 516
華があるから、こんな衣装を着ても負けないんだよね…
それに比べて僕は………;
鏡に写ったその姿に赤面する;…
「やっぱり透けちゃってるね〜、Tバック持ってないの?…」
「そんなのある訳ないだろ………、あ…」
あかりさんがくれたパンツが…;
「…あるにはある…でもなぁ」
「あるんだったらその方がいいよ。初音や茜にも笑われちゃうよ?」
…笑われるか、それとも。
まあはかないまま御蔵入りなのもあかりさんに悪い…やっぱりここは勇気を出すべきか。
「うーん…真帆、先に行っててくれる?」
「ほぉへぇ?…穿くとこ見られるの、恥ずかしいのぉかなぁ〜?…」
「う;まあ…ね。」
それもあるけど、それよりもあれだけの量のエッチなパンツの数々を見られると、何やかんやと騒ぎたてられそうだもんね;
「ふぅ〜ん…まあいいやぁ。それじゃ楽しみに待ってるからねぇ。」
「あ、ああ;…」
僕のTバックにタイツ姿なんて、楽しみになんかんらないよぉ;…
真帆が部屋を出て1階に下りるのを確認して、僕はタンスの奥から例のパンツを取り出した。
…まさかここで役立つときがやってくるとは思わなかった。
あかりさんがいないときにはいたよ、なんて言ったら残念がるだろうな。
そんな顔を思い浮かべながら、僕はパンツを穿き替えた。
「へぇ〜一馬くん…そんなの持っているんだぁ〜」
「うぁ!;優ちゃん、、、目覚めちゃったん?…」
こんな時に、こんなタイミングに;…目覚めることも無いでしょ;…
「なんか意外だぁな〜一馬くんってそういうところに気を使わないタイプだと思っていましたぁ」
そういうところって;…コレTバックですから;…